スノーシュー全盛かなと思うこの頃ですが、傾斜のある日本の山々にはやっぱり「かんじき」が合ってるな~と感じます。メンテナンスフリーなアルミワカンでよいかなと思っていたら「手で触れても冷たく感じない和かんじきが欲しい!」とリクエストのもと、富山で立山かんじき工房があることを知り注文した次第。かんじきのサイズですが靴25cm女性でも大サイズで良いと思います。

オリジナルでは麻縄を使って登山靴を縛ると書いてありますが、ちょっとコツが入り用なのと使い勝手を考慮して、レンタルしている和かんじきと同じように自作バンドを取り付けてお渡しすることに。用意する物は、和かんじき1セット、15mmナイロンバンドx2m、バックルx4個、ハトメx20個ぐらい、かんじきのメンテナンス用にアマニ油を用意しました。

左が新しい和かんじき、右が使い込んだ和かんじぎです。使い込んでいるとなんとも言えない色合いになるのですね。こんなに差があるとは思いませんでした。取付が簡単な一本締めが多いのですがズレやすいという欠点もあるのでセパレートバンドで組み上げていきますね。

オリジナルバンドを付けました。バンドは40cmx3、50cmx2、60cmx2、ハトメは普通ポンチで穴を開けるのですが、老生はハンダコテで穴を開けてハトメでカシメます。良い感じに仕上がりました。あとは実践で使っていただきます。

バンドの構成はこんな感じ、自作する気があるならこの画像だけで作れるでしょう。そんなに難しくないです。足首固定バンドは動かないようにワカンからのバンドに固定しています。ハトメは強度重視でハンマー叩きで固定しました。

昔ながらの古いバックルが手に入るのは良いですね。なにしろ丈夫で壊れません。やっぱりメンテナンスフリーのアルミワカンが欲しい方はマジックマウンテンのトレースラインEVOがお勧めです。電車で移動する場合、スノーシューは大きいので携帯性と使い勝手を考慮すると「ワカン」を選択肢にするのはおおありです。